豚伝染性胃腸炎は、嘔吐及び激しい水様性下痢等を特徴とする急性のウイルス性感染病です。本病は晩秋から春先(11月〜3月)に多発します。 幼若豚では死亡率が高く(10日齢以内では60%以上)、また耐過生存した場合でも発育不全(ひね豚)となる等被害が大きくなります。回復豚は長期間糞便中に病原ウイルスを排出して本病のキャリアーとなるので厳重な注意が必要です。ワクチンには、母豚を免疫し、乳汁免疫を応用する母豚用ワクチンと、哺乳豚に直接経口投与して免疫を与える子豚ワクチンがあります。 |
▲定型的発症例における成豚に見られた顕著な下痢 |
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