家畜予防注射事業 (豚)
豚流行性下痢(PED)
病気の概要
 豚流行性下痢はコロナウイルスの感染によって起こる、水様性下痢を主徴とする急性感染症です。本病は我が国では1982年以降に発生が認められるようになった新しい病気で、冬季に発生しやすく新生豚から成豚まで罹病します。本病は豚伝染性胃腸炎に比較して軽症で、10日程度で回復しますが、3週齢以下の子豚では死亡率が50%に及ぶ例もあります。予防法としては、母豚を免疫し、移行抗体により子豚の発病を抑制する方法がとられます。
ワクチネーションプログラム
  ※ 生後7日齢未満の幼若豚は、注射豚から隔離しておくこと。
母豚

●2mlを2〜8週間の間隔で、妊娠豚に2回注射。
(2回目の注射は分娩予定の約2週間前にする)