オーエスキー病はオーエスキー病ウイルス(または仮性狂犬病ウイルスあるいはブタヘルペスウイルス1)の感染によって起こる急性伝染病です。幼豚における症状は、41℃以上の発熱、食欲不振、沈うつ、咳、嘔吐、下痢等を示し、神経症状としては歩様失調、てんかん様発作、けいれん等が見られ死に至ります。中豚および成豚では発熱や呼吸器症状、嘔吐等を示して、耐過する例もありますが、多くは不顕性感染で終わります。 妊娠豚では死流産をおこします。耐過した豚はキャリアとなり終生体内にウイルスを保持し続け感染源となります。豚以外にも牛、羊、山羊、犬、猫等多くの動物が感染、発病し、神経症状(掻痔症)を示し死亡します。 本病の防疫は「オーエスキー病防疫対策要領」によって実施されています。 |
▲死流産 (妊娠豚が感染するとしばしば見られる) |
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