家畜予防注射事業 (牛)
アカバネ病
病気の概要
 アカバネウイルスによって起こる流早死産、関節湾曲及び大脳欠損子牛の分娩等の異常産を主徴とする病気です。昭和47年の大流行以来、北海道及び青森県を除く全国各地で3〜4年の周期で流行し、その間も局地的にも小規模の流行がありましたが、昭和60〜61年には北海道、青森でも流行があり、大きな損害を与えました。
 アカバネウイルスは、夏季〜晩秋にかけての時期に吸血昆虫により伝播されます。このため、4〜6月にかけてワクチン注射を行うことが大切です。

▲四肢の異常と脊柱の湾曲を示す流産胎子

▲眼球振盪、前肢の回転運動などの神経症状及び起立不能を示す子牛
ワクチネーションプログラム
※ 蚊の発生する6月までに予防接種を完了する。
※ 肉用繁殖雌牛を重点に実施する。

●1ml注射。繁殖牛のみ、妊娠牛も注射する。