家畜予防注射事業 (牛)
牛伝染性鼻気管炎(IBR)
病気の概要
 IBRウイルスによって起こる急性感染病で、発熱(40〜41℃)、鼻漏、流涙、呼吸困難、喘鳴(ぜんめい)、咳等を主徴とします。一般に、生後2〜16週以内の子牛での発生率が高く、死亡率は15%以上にも及びます。
 わが国では1970年にはじめて発生し、当時は、局地的発生にとどまっていましたが、現在では牛の移動によって全国的に発生がみられます。

▲発熱と呼吸速迫を伴い鼻汁を漏出

▲眼瞼の浮腫と流涙
ワクチネーションプログラム
成 牛

年1回、1ml注射。
  

子 牛 ●出荷前と導入後2〜3ヶ月後に再注射。