個人経営部門
夏山・冬里方式の導入で
「ゆとりある繁殖複合経営」の実現
肉用牛経営 新治村 原沢典雄
経営の概要  本事例の特徴は、繁殖基礎牛の改良、夏山・冬里方式の導入による「ゆとりある繁殖経営」から発生した、地域特産の野菜との複合経営にある。
 取り組んだ内容は、生産子牛の高値販売を求めて、① 改良を積極的に進め、県内市場でも最上位のランクに位置づけられている。また、② 早期離乳による分娩間隔の短縮を図るとともに、子牛の適切な管理によって発育の向上を図っている。
 夏期預託放牧方式を取り入れることによって、③ 徹底した畜舎の清掃・衛生対策が行えることや、ほぼ無畜状態となるので、④ ふん尿処理や臭気、衛生害虫対策の軽減、夏期余剰労力を、⑤ 地域特産である野菜(枝豆出荷)との複合経営による経営安定、⑥ 自給飼料生産の拡大等、土地基盤に立脚した経営を行っている。
 このような経営体は、今日の公共牧場活性化への範となり、繁殖基盤が希薄な本県和牛振興にとって、優良な事例である。
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