【平成22年度群馬県自給飼料生産取り組み事例】吾妻 酪農経営

平成23年2月21日

地域名:群馬県吾妻

1.収穫・調製利用、栽培管理技術の特徴及び作業の効率化

  1. (1)とうもろこしサイレージの収穫、調製を機械化組合員6戸(当初10戸)共同で行っている。
  2. (2)3年前に自己資金で、1999年製造の自走式ハーベスター6条刈を導入し、作業時間は約30時間、1週間で収穫調製を行っている。機械の資金繰りについては5年返済と、作業賃借料として約35千円/時間の利用料を徴収している。
    また、効率的な活用を図るため、員外者へも刈取作業を行っている。
  3. (3)共同草地については、組合所有のロールベーラーで共同作業を行うが、個々の草地については個別対応している。

2.経営概要

  1. (1)飼養頭羽数
    経産牛250頭・育成牛100頭
  2. (2)土地面積 (単位:a)
    飼料畑とうもろこし 3,500a
    共同草地 1,200a
  3. (3)飼料生産の共同利用、作業委託等
    とうもろこしハーベスター、ロールベーラー等収穫調製機械等
  4. (4)飼料作付体系と施肥管理
作物名(使途) のべ面積 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
トウモロコシ 3,500a   播種
上旬~
上旬   収穫 収穫
下旬~
上旬        
共同草地 1,200a            

3.自給飼料生産に対するご意見等

  1. (1)当初、ハーベスターの更新については補助事業対応を検討したが、対象条件、収穫に間に合わない等で参加しづらい条件もあるため、今後条件緩和も検討してほしい。
  2. (2)機械の修繕、維持は容易ではない。
  3. (3)管内には昭和50年代頃から活動をしている飼料生産組合があるが、経営中止や高齢化等からTMRセンター組織を核とした組合統合も一時検討されたが、今のところ動きは無い。
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